
サケ目サケ科イトウ属
英名 Japanese huchen(Sakhaline taimen)
学名 Hucho perryi
イトウとは日本最大のサケ科の淡水魚で、1mから大きい個体では1.5mに達します(記録上最大のものでは、1937年に十勝川で捕獲された約2.1mの個体)。 細長い体に側面は銀白色、背と側面には無数の小黒点があるのが特徴です。他のサケ科の魚と同様、海に下る性質も持ちあわせていますが、現在は一部の個体が汽水域や沿岸にみられる程度のようです。おもに魚や昆虫を食べますが、大きくなるとカエルやヘビ、ネズミまで食べる獰猛な魚で、アイヌの伝説ではシカをも呑み込むチライ(アイヌ語でイトウの意)という怪魚が登場します。
イトウは年々その個体数を減らしており、絶滅の危険が極めて高い「絶滅危惧種」とされていますが、対策としては一部で捕獲規制がなされている程度が現状です。日本最大の淡水魚ということもあってか、釣り人の間ではいつかは釣ってみたい「幻の魚」として人気がありますが、この先も北海道での釣り対称魚の最高峰としてありつづけてもらうためにも、イトウはキャッチアンドリリースが原則です。
